ミズバショウ
湿原や湿潤に群生する
茎は葉身と葉柄が明らかで、葉身は幅広く、網状脈がある。仏炎苞は下部を筒状。上部の舷部は白色舟形で、円柱状の花序を含む。果実は液果。世界に2種類あり、北米と東アジアに1種づつ分布する。
湿原や湿潤に群生する。根茎は太い。花序は葉に先立って開き、花序は高さ10〜30cm。仏炎苞は白色卵形で、長さ10 〜15cm。円柱状の花序を含む。ふつう「ミズバショウの花」というと、この仏炎苞を指しているが、花序に密生する淡緑色、六角状の直径3〜4ミリの小さな花が真の花。花被片は4個。雌しべ1個がある。花のあり葉は生長して長さ80cm、幅30cm前後になり、芭蕉の葉に似るから水芭蕉という。果序は長さ12cm、直径5cmほどになり、緑色に熟す
学名 | Lysichiton camtschatcense Schott |
別名 | |
科名 | サトイモ科 |
属名 | ミズバショウ属 |
花期 | 5〜7月 |
分布 | 本州(兵庫県、中部地方以北)、北海道 |
有毒部位 | 全草 |
毒性 | 葉などの汁にはシュウ酸カルシウムが含まれる、肌につくとかゆみや水ぶくれを起こすことがある。誤植すると吐き気や脈拍の低下、ひどいときには呼吸困難や心臓麻痺を引きおこす危険がある。 |
毒性分 | 全草にシュウ酸カルシウムの針状結晶、根茎にジアセチルアポルフィンアルカロイド |
間違え安植物 | ザゼンソウ(毒)、葉は丸いハート形である。 |