南高尾山稜(南高尾山嶺)や周辺に自生している植物です

南高尾山嶺(春の植物・樹木)

ガマ

ソーセージのような太い「ガマの穂」

DSC_1274.JPG池や沼などの水中から生え、水底に地下茎を伸ばして増える。ソーセージのような形の太い穂が特徴的。草丈は1.5〜2mと大きい。花穂の太い部分は雌花の集まりで、長さ10〜20cm。その上の黄色く細い部分が雄花の集まりで、長さ7〜12cm。熟すと穂は茶色くなりほぐれて、白い綿毛のある果実を風で飛ばされる。「古事記」の因幡の白兎の話には、毛皮をはがされたウサギがガマの花粉で傷を癒やす場面がある。花粉には薬効があり「蒲黄(ほおう)」という正薬になる。

学名 Typha latifolia L.
別名 ヒラガマ、ミスグサ、アカマ、シキナ
科名 ガマ科
属名 ガマ属
花期 6月〜8月
分布 北海道、本州、四国、九州
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2016年6月26日

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