印刷用表示 |テキストサイズ 小 |中 |大 | updated 2018-01-02 前へ次へ
HOME > 夏の植物 > ガマ
池や沼などの水中から生え、水底に地下茎を伸ばして増える。ソーセージのような形の太い穂が特徴的。草丈は1.5〜2mと大きい。花穂の太い部分は雌花の集まりで、長さ10〜20cm。その上の黄色く細い部分が雄花の集まりで、長さ7〜12cm。熟すと穂は茶色くなりほぐれて、白い綿毛のある果実を風で飛ばされる。「古事記」の因幡の白兎の話には、毛皮をはがされたウサギがガマの花粉で傷を癒やす場面がある。花粉には薬効があり「蒲黄(ほおう)」という正薬になる。
2016年6月26日