南高尾山稜(南高尾山嶺)や周辺に自生している植物です

南高尾山嶺(春の植物・樹木)

タケニグサ

街中でも見かける大型の野草

DSC_1026.JPG茎が中空で、空高く伸びる枝が竹に似ているので「竹似草」。竹と煮ると、竹が柔らかくなるから竹煮草と言う説もあるが正しくないようである。葉や茎を切ると出る黄色の液体は有毒で、かぶれる事もあるので注意。日当たりのよい荒れ地や草地に多い。深い切れ込みのある葉は長さ30cmにあり大きい。草丈1m〜2m。植物全体が粉白色を帯びる。つぼみの期間、花を包んでいた萼片(がくへん)は開花と同時に落下する。花には花弁がなく、綿毛のような花に見えるのは雄しべである。

学名 Macleaya cordata
別名 チャンバギク
科名 ケシ科
属名 タケニグサ属
花期 7月〜9月
分布 本州〜九州
毒性 液汁に触れると皮膚炎をお越し、食べると嘔吐、下痢、酩酊状態、血圧低下、呼吸麻痺を起こすことがある。
間違えやすい植物 とくに似た植物は無いが、若芽を、その姿から山菜の一種と間違えることがある。
毒成分 アルカロイドのサノギナリン、ケシリトリンなど。
DSC_1026.JPG


2016年6月19日

DSC_1027.JPG


2016年6月19日

DSC_1028.JPG


2016年6月19日

DSC_1029.JPG


2016年6月19日