南高尾山稜(南高尾山嶺)や周辺に自生している植物です

南高尾山嶺(春の植物・樹木)

ギシギシ

春の新芽は食べられる

DSC_0912.jpg名前の由来は、葉や茎をこすりあわせると、ギシギシ音がするからという説もあるが、ハッキリしていない。やや湿った場所に生え、草丈は60〜100cm。葉は眺めで10〜25cmと大きめの長楕円形で、縁が大きく波打っている。新芽は食用に、根は薬用になる。小さな淡緑色の花がたくさん集まって長い穂になり、真ん中がこぶのように膨らんで果実を包む。同属のエゾノギシギシは、本主より大形で、葉の主脈や花序が赤っぽい

学名 Rumex japonicus
別名 イチシ、シノネ、シブクサ
科名 タデ科
属名 ギシギシ属
花期 6月〜8月
分布 本州〜九州
有毒部位 全草
毒性  水溶性のシュウ酸を含み、水に溶けて摂取後は速やかに体内に吸収される。大量に摂取すると、悪心、嘔吐、下痢、けいれんなどの症状が起き、重症の場合は死亡した例にある、シュウ酸は少量であればすぐに毒性を発現するものではないが、要注意
間違えやすい植物  エゾンノギシギシ(ヒロハギシギシ)やナガバギシギシなどの帰化植物。またスイバ(スカンボ)は若葉を食用するが、スイバもシュウ酸を含むため注意。
毒性成分 水溶性シュウ酸塩。体内に入ると水に不溶性のシュウ酸カルシュウムとなり肝臓や腎臓に蓄積する。
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2016年6月19日

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2016年6月19日

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2016年6月19日