南高尾山稜(南高尾山嶺)や周辺に自生している樹木です。

南高尾山稜(春の樹木)

アセビ(馬酔木)

IMGP4175.JPG枝先に白い壺形の花を多数穂状(すいじょう)に垂れ下げます。花色が紅色や斑入り葉(ふいりは)などの園芸種もあります。花は下向きに咲きますが、果実は上を向いて熟します。有毒植物で、この枝葉を馬が食べると酔ったようにふらつくので「馬酔木」と書きます。シシ(鹿)クワズとも呼ばれ、奈良公園では鹿の食害にあわず、多数のアセビが生育しています。

学名 Pieris japonica subsp. japonica
別名 アセボ、アシビ、シシクワズ
科名 ツツジ科
属名 アセビ属
花期 3月〜5月
分布 本州〜九州
花色
葉形 単葉・倒披針形
樹高 株立ち・常緑低木〜小高木
1〜8m 
有毒部位 全株
毒性 「馬酔木」の名は、緑草の乏しい早春や飢餓時に馬、牛、羊が摂食して流延、嘔吐、けいれん、呼吸及び全身麻痺した様子に由来する。ツツジ科特有の有毒成分グラヤノトキシン類を含み、食後数時間で発病する。
毒性成分 ジテルベノイドのグラヤノトキシン類(アセポトキシン)
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IMGP4175.JPG


2016年4月3日