南高尾山稜(南高尾山嶺)や周辺に自生している樹木です。

南高尾山稜(春の樹木)

ユクノキ

開花後、ヒラヒラと雪の舞のように落ちてゆく

DSC_0104.JPGユクノキは,関東以西に稀に見られるマメ科の落葉高木。フジのような複葉に,マメ科特有の白い花を咲かせる。枝いっぱいに白い花が咲くので,「雪の木」がなまってユクノキになったとする語源説があるが、満開に開花後見ると、ヒラヒラと雪の舞のように落ちていき、白い花が落ち広がっている地面を落ちていくのを見ると、これが語源でないかと思われる。
フジキに似ているが,ユクノキはフジキにある小葉の小托葉がなく,小葉の側脈の数が多い。
高尾山周辺では、都立大戸緑地とだが、多摩森林科学園で見られる。
希少種となる

この画像は、都立大戸緑地の草地広場で撮られた画像

学名 Cladrastis sikokiana
別名 ヤマフジキ
科名 マメ科
属名 フジキ属
花期 6月〜8月
分布 本州〜九州
樹高 落葉高木 大きいものは高さ20mに達する
花序 枝先きに長さ15~30cmの円錐状の花序をだし、白色の蝶形花をつける。花は長さ2~2.5cmで、旗弁はそり返る。萼には縮れた軟毛が密生する。
果実 果実は豆果。長さ6~9cm、幅7~9mmの広線形で、翼はなく、表面はほとんど無毛。熟しても裂開しない。なかには3~9個の種子が入っている
葉形  ふつう奇数羽状複葉で長さ10~20cm。小葉は4~6対あり、ふつう互生する。小托葉はない。小葉は長さ6~12cm、幅2~6cmの長楕円形、側脈は13~15対ある。表面は無毛。裏面は粉白色で、脈上にわずかに毛がある。
冬芽 。冬芽は葉柄の基部に包まれているので落葉しないと見えない。長さ5~8mmの円錐形~卵形で、黄褐色の毛が密生する。葉痕はU字~O字形で、冬芽のまわりをとり囲む。
樹皮 樹皮は灰褐色で平滑。皮目が多い。
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2016年5月21日

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2016年6月4日

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2016年6月4日