南高尾山稜(南高尾山嶺)や周辺に自生している樹木です。

南高尾山嶺(冬の植物・樹木)

マユミ(真弓)

RIMG0355.jpg秋の紅葉も、鈴なりにつく果実も美しく、「源氏物語」にも庭に植栽された場面が登場します。弾力があってよくしなる枝で、昔、弓を作ったことが名の由来です。下垂した柄の咲きについた果実が、淡紅色に熟すと4つに割れ、中から朱赤色の皮に包まれた種子が現れます。乳白色に熟し、種子を包む皮が赤いシロミノマユミなどもあります。

学名 Euonymus hamiltonianus
別名  ヤマニシキギ、ユミギ
科名  ニシキギ科
属名 ニシキギ属
花期 5月〜6月
果実期 10月〜11月
有毒部分 全草、とくに種子
毒性 誤食すると嘔吐、下痢、悪寒、けいれんなどを引き起こす
花色 緑白色
葉形 単葉・長楕円形
樹高 不成形型・落葉小高木
3〜5m
有毒部分 全草、とくに種子
毒性 誤食すると嘔吐、下痢、悪寒、けいれんなどを引き起こす
間違えやすい植物 コマユミ、ツリバナなど。同類植物の種子も有毒である可能性があり、食するのは避けるべきである。
毒性成分 アルカロイドのエボニンなど
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2015年12月20日撮影