自転車盗
自転車盗の犯罪認知件数は乗り物盗全体の8割以上を占め、窃盗犯の約3分の1を占める最も認知件数の多い犯罪行為となる
犯罪認知件数の7割が学生によるもので、検挙人員の約5割が少年というデータから、被害者・加害者ともに若年層の比率が高い犯罪であるが、全体の検挙率が5%程度であるため、全ての自転車盗において少年による犯行が多いとは言い切れない
犯行動機は一時的な移動手段の目的が多く、移動後に乗り捨てられることで交通の妨げになるなど問題化している。
また近年は健康志向などからスポーツ用自転車が流行し、高価な自転車も流通しているため、これらの部品のみでも売却できることから盗難後バラバラに分解されるケースも確認されている。
短時間の駐車でも自転車の車輪錠を施錠する必要があるが、これだけでは持ち去りに遭いやすいため、近隣の駐輪場に駐輪し駐輪用ポールやバーラックなどに移動できない物にチェーン錠で固定することが盗難防止の基本として重要である。