自動車窃盗犯
自動車盗は全窃盗犯の約2%を占める重要窃盗犯の一つで、自動車の車両本体を盗む犯罪である。駐車中の自動車内に侵入し、社内に置いてある金品を盗む行為は車上ねらい、タイヤやナビといった自動車部品を取り外して盗む犯罪は部品ねらいとよび、自動車盗とは区別される。検挙率は例年4割程度で、検挙者の犯行動機は換金目的が多く、所有目的や暴走族が暴走を行うために盗むといったケースは比較的少数といえる。また強盗や窃盗、死体遺棄など別の犯罪を行う時の逃走用や運搬用として盗むケースがある。
主な犯行動機が換金目的であることから、人気があり売れやすい車種がねらわれるといった分析結果がある。