大戸には下記の野仏が存在しています。
画像をクリックすることで、野仏の詳細を説明したページに移ります。
道祖神・庚申塔(東京家政入口交差点脇)大戸唯一の道祖神 | 庚申塔(神明神社脇)武者の試し切りで三つに切られた跡がある | 供養塔(下大戸) | ||||||||
供養塔・地蔵(NPO雪の木脇)供養塔 一基地蔵 一基 | 秋葉灯篭・地蔵(圓林寺)秋葉灯篭 一基 | 馬頭・妙法守護塔(水口) | ||||||||
庚申塔(山王社) | 馬頭・妙法守護塔・地蔵(水口)馬頭観世音 二基 | 畜産供養塔 | ||||||||
題目塔題目塔 一基 | 地蔵・地神塔地蔵 八基 | 地蔵(子ノ社)地蔵 三基 | ||||||||
供養仏 | 地蔵・庚申塔(大戸観音堂)天満宮 一社 | 地蔵(若宮八幡社) | ||||||||
庚申塔・馬頭観世音(法政大学西門)庚申塔 一基 | 地蔵(恋路の坂)地蔵 二基 | 雨降地蔵地蔵 二基 | ||||||||
地蔵(大地沢駐車場手前)地蔵 一基 | 野仏の解説 | |||||||||
第二次世界大戦終結後町田市は、近傍の農村を合併して新興都市として誕生以来、首都圏のベッドタウンとして急激な変貌をなしてきた。
このため長い間わたしたちの先祖の魂のよりどころであり、心の安らぎを求めたというべき野山や道の辻々の雨にうたれ、寒風にふかれながら、よくこれに耐えてきた庚申塔や道祖神等の多くの石仏たちが、安易に取り去られ、ただ便宜の一言で一箇所に集められて一魂の造形物と見過ごされ、香華もたむけられず参詣されなく放置されているありさまはまことに哀れなお姿である。
わたしたちはこれら祖先の貴重な文化遺産を大切に保全して、次世代の人たちに引き継ぐべき大きな責任を痛感する。
そしてこの黙して語ることのない、かつての野辺の素朴な心境を洞察し、人の世の変転を見極めたいことを念じてやまない。