大戸の神社は、平家の落人たちが守っています。自治会単位では、日本一神社の多い地区となっています。

大戸の神社Q&A

Q1氏神さまって??

氏神は、氏族、つまり血縁で結ばれた一族の守り神です。
たとえば、源氏の氏神は八幡さまというようにです。
氏族が一定の地域に集団で暮らし、神々を祀っていた古代社会の名残です。
たとえば、蔵王社や御嶽神社は松本一族(別々の一族)の氏神、
江柄八幡社は八木一族の氏子という様に
現在でも一族で守っています。

Q2.なんで大戸に神社が多いのですか?

鎌倉幕府初期、大戸は平家の落人達が様々な地域から、逃げ延びてきました。
同じ場所から逃げ延びてきた一族で、氏神様を祀りました。

Q3..他の地域では、町に1社、大きな神社があるのですか

39年(1906年)の勅令により、一族で祀っていた神社を合祀して、村や町単位で一つの神社として集めた。
合祀の目的は、神社の数を減らし残った神社に経費を集中させることで一定基準以上の設備・財産を備えさせ、神社の威厳を保たせて、神社の継続的経営を確立させることにあった。地方公共団体から府県社以下神社に公費の供進を実現させるために、財政が負担できるまでに神社の数を減らすことにもあった。
地方の自治は神社を中心に行なわれるべきだという考えのことで、これにより合祀政策に一町村一神社の基準が当てはめられることとなった。神社の氏子区域と行政区画を一致させることで、町村唯一の神社を地域活動の中心にさせようとしたのである。

Q4. 大戸は、なぜ合祀しなかったか

明治政府が出した勅令に従い、大戸の神明神社が相原の諏訪神社と合祀をしました。
神明神社の氏子の中の一族が、合祀に反対し分祀し、
一族の敷地内に新しく神社を作りました。
この話を聞いた、他の神社の氏子たちも、
合祀政策に反対し、合祀政策には従いませんでした。

Q5. 現在の状況を教えて下さい。

平成28年1月現在でも、十社が神社庁に法人登録されています。
コナ単位(大字単位、現在では町会単位)で、法人化されている神社が10社あるというのは、世界で稀有な存在だと思われます。

Q6.氏子になりたい

大戸で育ったわけでもないし、先祖も関係ないけど氏子になりたい方
下記メールアドレスまでご連絡下さい。

m.jojo@jojo-net.jp

Q7.氏子はどんなことをするの?

年1回のお祭り(氏子が集まり、宮司さんがお祓いしてくれます)を行います。
食べ物やお酒を持ち寄って、神社でお祭りを行います。
神社によって違いますが、年数回(通常は春と冬)に神社の清掃があります。
また、年間維持費として、数千円単位の神社維持費が必要です。

Q8.氏子間の交流は?

年1回、合社講で御嶽へ行きまます。(大人の遠足)
また、7月末の土曜日
八雲神社を中心にお祭りを行います。
神輿と山車の渡御を行います。

Q9.渡御の距離

神輿渡御は、八雲神社から上大戸、八雲神社に戻り下大戸の東京家政大学入り口まで行き、八雲神社に戻ります。
八雲神社の神様は、暴れるのが大好きなので、神輿をもみます。
是非神輿の担ぎ手として、チャレンジしてみてください。

Q10.八雲神社の氏子は??

八雲神社は、氏子が居ません。お祭りをする時は、大戸の氏子が中心になって祀りを盛り上げています。