鎮座地 | 町田市相原町3647 |
御祭神 | 景行天皇(けいこうてんのう) |
由来 | 卓亨2年(1685年)に武蔵ヶ岡に創建したのである。文化9年(1812年)7月26日に社殿を再建した |
例祭日 | 毎年9月1週 日曜日 |
境内面積 | 152坪 |
社殿 | 神明造 |
氏子数 | 10戸 |
法人設立 | 昭和29年4月2日 |
宮司 | 中村 武比古 |
交通 | 横浜線相原駅より神奈中バス 水の口下車徒歩2分 |
町田市史 下巻記載 |
大戸武蔵ヶ岡には大六天社というのが祀られている。自然石と人工の加わったものと思われる。長さ十五センチと二十四センチの男性陽物に似た石が神体となっている。 この社殿の背後には椎(しい)の大木が立っている。 子供が丈夫に育つように祈る神と伝えている。この神社の境内敷地三畝(せ)を共有している。新しく加入するには、祭りの当番の家にいって加入の意思を伝える。すると当番は氏子の者に伝えて相談して判断を聞く。よいということになると、加入者は九月三日(現在は9月1週 日曜日)の祭りの日に酒一升を持って参拝にゆき、氏子の前で当番から紹介してもらう。すると世話人が「社の敷地は三畝あるが、氏子になるといくらかの税金を払ってもらいますが、それでいかがですか」と聞く・加入者が承知すればそれで加入が認められることにになる。九月二日の祭りになると、当番が横に長い机を神社に運んで神前に置き、神酒、塩、赤飯のはいった重箱、オサゴ(散米)、昆布、ごぼう、なす、きゅうり、梨、を供え燈明をたてる。そして氏子から奉納された神酒を神前に供え、神殿の両側の柱に御祭礼と書いた提灯を飾りつける。 午後一時ころになると氏子が集まり、神職の到着を待って祭典を行う。終わると当番の準備した神酒、酢のもの、カボチャ、ミガキニシン、貝柱の煮物などで飲食する。 昭和のはじめまでは神奈川県津久井郡(現在の相模原市緑区)の根小屋から神楽師を呼んできた。また、九月一日が祭日であったが、大正十二年の関東大震災のときに武蔵ヶ岡での多くの死者が出たため、九月二日に変更したのである |
御祭典