大池沢地区は、東京都町田市相原町の西端、大戸にあります

大地沢青少年センター

緑がいぶく大地沢

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ここ大地沢の森林は江戸時代の昔より入会秣場(にゅうかいまぐさば)として相原農民の暮らしと深いかかわりを持って来ました。
すなわち牛馬の飼料の秣の採草地として又桑畑としてある時は薪炭林として村人に利用されてきました。
幾多の変遷ののち、相原住民共有の財産であるこの大地沢が小学校建設資金として売られる運命にあった時、住民の多くがこれに反対し学校建設資金は地域の人達がそれぞれ拠出して山林は残されました。明治四十五年のことであります。
昭和十六年に紀元千六百年の記念事業として都行造林が実施されましたが戦中、戦後手入管理が行き届かず昭和二十九年に再植林されたのが現在の杉樹林です。昭和三十年八月財産区管理会設立、昭和四十四年財団法人相原保善会に会組すると共に基本財産として管理されて参りました。昭和五十三年より町田市と賃貸契約を結び青少年育成の場として年間二万数千人の青少年が利用しています。
昭和六十一年三月二十三日春の豪雪被害が全山に及び昭和六十二年に5ヘクタールを皆伐整理、新植林をしましたが、異常乾燥により一万五千本が枯れ再び植林するの止むなきに至りました。以後年次計画を立て、平成二年三月を似て1072ヘクタール、三万二千百六十本の復旧植林事業が完了しました。
東京都林務課並に町田市農政課のご指導を頂き委託業者下田市森林組合と八王子市森林組合に感謝の意をアワラします。
なお平成二年三月、この大地沢全山が保健保安林として国の指定を受けました。これからは大地沢の森林が市民の健康の憩いの場として益々利用されることを心から願うものであります。
私達の先人が辛苦の末に残してくれた森林は相原地区の貴重な財産なのです、水をはぐくむ緑豊かな森林を二十一世紀に贈りましょう

     平成二年七月吉日
       財団法事相原保善会建之

場所

B3キャビン脇

地図

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